練馬区で粗大ごみの持ち込み処分はどうしたらいい?

練馬区では、引っ越しや大掃除で出た大型ごみを、戸別収集と持ち込みのいずれかの方法で処分できます。
どちらも事前予約制ですが、持ち込みなら収集を待たずに処分でき、料金も安くなるメリットがあります。
この記事では、練馬区の粗大ごみ 持ち込みに関する情報を網羅し、持ち込み可能な場所や当日の流れ、申し込み方法や費用について解説します。
大型ごみ処分で困っている方はぜひ参考にしてください。
練馬区の粗大ごみ持ち込み場所は「資源循環センター」
練馬区で粗大ごみを直接持ち込めるのは、練馬区資源循環センター(東京都練馬区谷原1丁目2番20号)です。
家庭から出る粗大ごみであれば、事前予約のうえこちらに搬入できます。
ただし練馬区民のみ利用可能で、当日は運転免許証など住所が確認できる身分証の提示が必要です。
持ち込みの際は以下のような利用条件があります。
持ち込めるごみの量
1回につき15点まで。
大型家具など複数ある場合も15個までまとめて処分できます。
利用回数の制限
1世帯あたり年度内3回まで(4月~翌3月)。
※引越しなど特別な事情で4回以上の持ち込みが必要な場合は応相談
搬入に使う車両
自家用車またはレンタカーなど2トントラック以下の車両で持ち込み可能です。
レンタカーを使用する場合は契約書も持参する決まりがあります(違法な業者による搬入でないことを確認するため)。
持ち込めないもの
テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の家電4品目やパソコン、バイク、タイヤ、土砂、有害物などは区では受け付けていません。
こうした品は購入店やメーカーによるリサイクル回収を依頼する必要があります。
練馬区で粗大ごみ持ち込み可能な他の施設はある?
現在、練馬区内で粗大ごみを持ち込めるのは資源循環センターのみです。
杉並区など他区では中継所への持ち込み制度がありますが、練馬区では資源循環センターへ集中的に受け入れています。
練馬区粗大ごみ持ち込みの流れ
予約した持ち込み当日の流れと注意点を説明します。
まず大前提として、当日いきなり行っても粗大ごみの回収はできません。
必ず事前に予約したうえで、受付センターに指定された日時にセンターへ搬入してください。
持ち込み当日のチェックポイントを以下にまとめます。
予約日時に到着
持ち込み日は予約時に調整できます。
資源循環センターの受入時間は毎日午前と午後に枠があり、具体的には「午前9~11時」と「午後2~4時」の時間帯で受け入れています。
指定された時間内に遅れないよう到着しましょう。年末年始(12/31~1/3)以外は日曜祝日でも受け入れています。
必要な持ち物
運転免許証などの本人確認書類(練馬区在住を確認)を持参します。
また、事前に購入・貼付した有料粗大ごみ処理券を貼った粗大ごみ自体を忘れずに積んできてください。
処理券には予約時に案内された受付番号や氏名を記入済みか確認しましょう。
処理券が貼られていないごみは受け入れてもらえません。
なお、現金での直接支払いは不可なので、必ず券を貼って持ち込んでください。
センターでの手続き
資源循環センターに着いたら、係員の指示に従って車を所定の「持込みスペース」に停めます。
係員が粗大ごみ処理券が適正に貼られているか確認し、券の金額が足りない場合や貼り間違いがあった場合はその場で申し出れば案内してもらえます。
ごみの荷下ろし
搬入ごみの車からの荷下ろし作業は、利用者自身で行う決まりです。
職員は誘導や確認はしてくれますが、実際の積み降ろし作業は事故防止の観点から手伝ってもらえません。
事前に一人で運べる状態に解体するか、必要なら軍手を用意するなど安全に降ろせる準備をしておきましょう。
万が一予約した日に行けなくなった場合は、早めに粗大ごみ受付センターへ連絡すれば日程変更やキャンセルも可能です(収集予定日の前日まで)。
購入済みの処理券の払い戻しはできませんが、処理券は次回以降に流用できるので保管しておきましょう。
高齢者や障がい者で運び出しが困難な方は要問い合わせ
65歳以上のみの世帯や障がい者のみの世帯で、自宅玄関先への粗大ごみ搬出が難しい場合は、事前相談により職員が室内から搬出してくれる有料サービス(運び出し収集)もあります。
希望する場合は予約時にその旨を伝え、練馬清掃事務所などに相談してください。
※引越しに伴う運び出し依頼は対象外です
練馬区粗大ごみ持ち込みは事前申込制
持ち込みを利用するには、必ず事前に予約をしましょう。
収集の場合と同様、練馬区の「粗大ごみ受付センター」への申し込みが必要です。
申し込み方法は以下の2通りあります。
電話で予約する方法
受付センター(電話 03-5703-5399)に連絡し、オペレーターに「粗大ごみの持ち込み希望」と伝えて手続きをします。
電話受付時間は月曜~土曜の8:00~19:00(年末年始を除く)です。
電話では処分したい品目の種類・サイズ・数量を聞かれますので、事前にメジャーで大きさ(高さ・幅・奥行)を測ってメモしておくとスムーズです。
申し込みが完了すると予約番号(受付番号)と搬入日、必要な手数料(処理券の料金)が案内されるので忘れずにメモしてください。
インターネットで予約する方法
24時間受付の粗大ごみインターネット申込サイトから手続きできます。
画面の案内に従い氏名・住所・品目などを入力すると、その場で収集日(搬入日)候補や料金が表示されます。
申し込み完了後、受付番号と予約内容がメールでも届くので保存しておきましょう。
申し込み時のポイント
予約の際に「戸別収集」か「持ち込み処分」かを選択します。
持ち込み希望の場合、搬入希望日を相談しながら決められます。
予約は希望日の直前では受付してもらえないので、少なくとも数日前までに余裕を持って申し込みましょう(練馬区では当日予約は不可)。
特に3~4月の引越しシーズンや年末は申し込みが集中し、予約から実際の持ち込み日まで1~2週間以上かかることもあります。計画的に早めの予約を心掛けてください。
予約が済んだら、案内された料金分の「有料粗大ごみ処理券」を用意します。
処理券は区内のコンビニやスーパーなど「ごみ処理券取扱所」で購入できます。
粗大ごみ1点ごとに必要な券の組み合わせ(A券¥200・B券¥300)を貼り、券面に氏名または受付番号と持込み日を記入しましょう。
練馬区粗大ごみの持ち込み費用
練馬区粗大ごみの処理手数料(料金)は品目によって異なります。
戸別収集の場合は1点あたり400円~3,200円程度の費用がかかりますが、直接持ち込みの場合はその約半額に割引されます。
たとえば、収集で400円の品は持ち込みなら200円、900円→500円、1,300円→700円、2,300円→1,200円、そして最大3,200円の品も持ち込みなら1,600円になるシステムです。
具体的な品目の料金例
※料金は収集依頼時の額で、持ち込み時はこの半額程度になります
座椅子・扇風機・電子レンジ等の小型家電や小型家具:約400~500円
椅子・カーペット・自転車等の中型家具:約900円前後
ベッドマットレス(シングル)・学習机:約1,300円
ソファー(二人掛け)・タンス(大型):約2,300円
婚礼箪笥・大きなクローゼット等:最大で3,200円程度
上記はいずれも戸別収集の場合の目安料金です。
実際の金額はサイズや材質によって変わるため、申し込み時に正確な手数料が案内されます。
処理券は案内された金額分を購入し、余分に貼りすぎないよう注意しましょう(額面を多く貼っても返金されません)。
練馬区資源循環センター持ち込みのメリット
改めて、資源循環センターへ持ち込む方法のメリットを整理してみましょう。
料金が安い
前述の通り、戸別収集と比べて手数料が約半額で済みます。特に大型家具を多数処分する場合、持ち込みにするだけで合計金額を大きく抑えられます。
早く片付く
戸別収集は最短でも予約から収集日まで数日~1週間程度待つ必要がありますが、持ち込みなら自分の都合の良い日に即処分できます。
引越し間際など収集日が間に合わないケースでも、持ち込み枠に空きがあれば対応可能です。
環境に優しい取り組み」資源循環センターでは、持ち込まれた家具類のうち再使用可能なものは清掃・補修してリサイクルセンターで販売しています。
不要品の持ち込み処分が、新たなリユース(再利用)につながる仕組みです。処分費用が安くなるだけでなく、資源の有効活用にも協力できる点は持ち込みの隠れたメリットでしょう。
そのほか、大量の粗大ごみがある場合は何度も戸別収集を依頼するより、一度に車で運び出した方が効率的なことがあります。
1回15点までという制限はありますが、それ以上に大量にある場合は複数回に分けて持ち込みすることも検討しましょう(年度内3回まで)。
どうしても収まりきらない場合は、自治体では対応できない量として民間の不用品回収業者に依頼する選択肢もあります。
粗大ごみ処分はEco助の利用もおすすめ

「申し込みや運搬が面倒」「すぐに全部まとめて片付けたい」という方には、民間の不用品回収サービスEco助(エコ助)の利用も検討してみましょう。
Eco助は東京都葛飾区に拠点を置く不用品回収の専門業者で、一般家庭の大型ごみ回収を幅広く行っています。
自治体のサービスでは扱えない家電リサイクル品や大量のごみでもまとめて引き取ってくれるのが強みです。
Eco助は申し込み完了後、希望日時にスタッフが来訪し、粗大ごみを玄関から運び出すところまで全て代行してくれます。
高齢の方や女性の一人暮らしで重い家具の搬出が難しい場合でも安心です。
また、自治体で処分できない物(例えばピアノや消火器等)も許可業者であるEco助なら適切に処理します。
もちろん練馬区の手数料券を買う必要もなく、分別の手間もありません。
民間業者の利用には費用が自治体より高額になるものの、まとめて処分をしたい場合は逆にお得になる可能性もあります。
練馬区の資源循環センターへの持ち込みは費用も安くおすすめですが、予約や運搬が難しい場合はEco助のようなサービスを上手に活用して、安心・安全にお部屋を片付けましょう。
必要に応じてそれぞれの方法を使い分け、快適な暮らしを整えてください。



