大田区粗大ごみの出し方ガイド
引越しや大掃除で大型の不用品が出たとき、どのように処分すればよいか悩む方も多いでしょう。
特に大田区にお住まいの方で、家具や家電を処分したい場合は、粗大ごみとして正しく手続きをする必要があります。
また、まだ使える物は捨てずにリユースを検討するよう大田区も呼びかけています。
本記事では、大田区における粗大ごみ処分の方法について、料金の具体例や粗大ごみ処理券（シール）の購入・書き方、さらに「ジモティー」や「おいくら」を活用した無料・有利な手段まで詳しく解説します。
最後に、迅速で便利な民間サービスもご紹介しますので、高齢の方や大量の粗大ごみ処分にお困りの方もぜひ参考にしてください。
大田区粗大ごみ処分の料金
大田区では、一辺の長さがおおむね30cm以上の家具・寝具・家電製品などは「粗大ごみ」と定義され、有料で収集されます。
令和5年10月1日から処理手数料（料金）が改定されており、品目ごとに定められた料金分の「粗大ごみ処理券」を購入して支払う仕組みです。
料金は品目の種類や大きさによって異なり、おおむね300円から2,300円程度と幅があります。
たとえば、掃除機は300円、電子レンジは900円、シングルサイズのマットレスは1,300円といった具合です。
大型の家具では2人用ソファや電子ピアノが2,300円になるなど、さらに高額になる場合もあるので、具体的な手数料は大田区公式サイトの「粗大ごみ品目一覧」でも確認できます。
申し込み時にも品目ごとの料金が案内されるため、必ずチェックしておきましょう。
大田区粗大ごみ券の購入場所
粗大ごみの収集を申し込んだら、処理手数料分の「粗大ごみ処理券」（シール）を購入します。
大田区発行の処理券は、区内の身近な販売店で入手可能です。
おもな取扱店はコンビニエンスストア（セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど）やスーパー（オーケーストア、まいばすけっと、東急ストア等）で、その他区内の酒屋・文具店など一部の商店でも販売されています。
お店の入口などに「粗大ごみ処理券取扱所」のステッカーが掲示されている場合もあります。購入場所の詳細は大田区公式サイトに掲載の取扱店舗一覧で確認できるので、事前に最寄りの販売店を調べておくと安心です。
大田区粗大ごみのシール書き方
購入した粗大ごみ処理券（シール）は、粗大ごみ1点ごとに必要な金額分を貼り付けて使用します。
その際、シールの所定欄に収集予定日と氏名（または申し込み時の受付番号）を記入し、収集作業員から見えやすい場所に貼り付けましょう。
記入例としては、「○月○日収集」「氏名○○」もしくは「受付番号1234」のように書き込みます。集合住宅などで名前の記載に抵抗がある場合は受付番号を使っても問題ありません。
シールは剥がれないようしっかり貼り付け、必ず収集日当日の朝8時までに指定された場所へ粗大ごみを出しておいてください。
正しくシールが貼付・記入されていない粗大ごみは収集されないので注意しましょう。
大田区でまだ使える不用品の処分方法：ジモティ
「できればお金をかけずに大型ごみを処分したい」という方には、地域の掲示板サイト「ジモティー」を活用する方法があります。
大田区も粗大ごみに出す前のリユース手段としてジモティーでの譲渡を推奨しており、家具・家電などを地域内でやり取りできるサービスとして紹介しています。
ジモティーは会員登録や出品の手数料が一切かからず、誰でも無料で利用可能なサイトです。
使い方は簡単で、不要になったソファーやタンスなどをジモティーのサイト上に掲載し、もらい手になってくれる人を募集します。
興味を持った人と合意が取れれば、直接引き渡し（多くの場合は相手が自宅まで取りに来てくれます）することで取引完了です。
人気のある品物や必要としている人がいれば最短で当日中に取引が完了することもあり、引越し直前など早く処分したい場合にも役立ちます。
ジモティーを利用すれば粗大ごみの手数料が0円になるうえ、自分では運べない大型家具も他の方に引き取ってもらえる可能性があるため、処分費と労力の両方を節約できる方法と言えるでしょう。
大田区でまだ使える不用品の処分方法：おいくら
「まだ売れそうな物なので、捨てずに売却したい」という場合は、大田区と連携したリユースプラットフォーム「おいくら」を利用する方法があります。
おいくらは株式会社マーケットエンタープライズが運営するサービスで、一度の依頼で複数のリサイクルショップにまとめて査定を依頼できるのが特徴です。
大田区では2024年よりこの「おいくら」を通じた不要品の一括査定・買取サービスを推進しており、粗大ごみとして捨ててしまう前に売れるものはないか検討するよう呼びかけています。
例えば、ソファーや冷蔵庫・洗濯機といった大型家電、趣味で集めたコレクション品など幅広い品目が買取対象になり得ます。
サービス利用方法は簡単で、ウェブ上で売りたい品物の情報を送信すると、提携する複数の買取店から見積もりが提示されます。
その中から一番高い価格を提示した業者に買い取ってもらうことができ、自宅にいながら買取価格の比較・売却が手間なく完了する仕組みです。
これにより処分費用がかかるどころか現金を得られる可能性もあるため、特に状態の良い家具・家電や骨董価値のある品物などがある場合は活用したい方法です。
ただし、買取店側で再販が難しいと判断されたものは引き取り不可となる場合もあります。
査定結果によっては結局処分が必要になるケースもありますので、売れそうかどうか見極めつつ活用すると良いでしょう。
Eco助でプロに粗大ごみ回収を依頼
粗大ごみの自己処分やリユースが難しい場合、不用品回収のプロである「Eco助（エコスケ）」に依頼するという選択肢もあります。
Eco助は関東エリアを中心に展開している不用品回収・ゴミ屋敷片付け業者で、大田区にも対応しています。
電話一本で自宅まで来てもらい、ソファーやベッドといった大型家具から細かな生活用品までまとめて回収してくれるため、ご自身で運び出す負担が一切ありません。
見積もりは完全無料で行っており、他社の見積額を提示すればそこから1万円以上値引きしてくれる料金保証もあるなど、利用者にとって安心できるサービスを提供しています。
また、Eco助の大きな特徴として、不要品の中に買取可能な物があればその買取額を全額利用者にキャッシュバックしてくれる制度があります。
つまり、値段が付く品物については売却代金分を差し引いた形で回収費用を安くできるため、思わぬ臨時収入になることも。
日程の調整も柔軟で、即日対応が可能な場合もあり（年中無休・24時間受付）、区の粗大ごみ収集では間に合わない急ぎの処分にも対応。
引越し間近で収集日程が合わない方や、高齢で重い家具を動かせない方、一度に大量の粗大ごみを処分したい方などは、Eco助のような専門業者に依頼することで安全・迅速に片付けることができるでしょう。
処理券の購入や細かな手続きも不要になりますので、「費用がかかってもいいからとにかく早く片付けたい」という場合には検討してみる価値があります。
