葛飾区の粗大ごみ持ち込みにはルールがある

引越しや大掃除で出た大型の家具・家電を処分したい葛飾区民の方へ、本記事では葛飾区で粗大ごみを持ち込む方法を解説します。
粗大ごみ持ち込み可能な専用ステーションの場所や、当日持ち込みの注意点、事前の申し込み手順、処理費用(粗大ごみ処理券)、予約内容の変更方法など、最新情報をまとめました。
葛飾区粗大ごみ持ち込み場所はどこ?
葛飾区内で粗大ごみを自己搬入できる場所は、区が指定する持込ステーションと呼ばれる施設です。
現在、区内には東西2か所のステーションがあり、事前申込制で本人が直接持ち込むことで粗大ごみを処分できます。
以下にそれぞれの所在地と利用時間を紹介します。
葛飾東(東水元)粗大ごみ持込ステーション(都北運輸内)
所在地:東京都葛飾区東水元4丁目5-6
(都北運輸株式会社の敷地内)
利用時間:午前8時~午後4時
(土日祝含む、年末年始※12/29~1/3休業)
備考:事前申込時に指定された持込日・時間内に、申込者本人が身分証明書を持参のうえ利用します。駐車スペースあり。自家用車またはレンタカー(2トントラックまで)で搬入可能です。
葛飾西(奥戸)粗大ごみ持込ステーション(東都運業内)
所在地:東京都葛飾区奥戸3丁目23-28
(東都運業株式会社の敷地内)
利用時間:午前8時~午後4時
(土日祝含む、年末年始※12/29~1/3休業)
備考:上記東ステーションと同様、事前に予約された日時に限り利用できます。持込可能車両の制限(2t以下・営業車不可)や本人確認のルールも同じです。
※いずれの持込ステーションも、1世帯あたり年度内30点までの持ち込み制限があります。
大量の粗大ごみを一度に自己搬入したい場合は注意してください(30点を超えると受付不可)。
葛飾区粗大ごみの当日持ち込みは可能?
基本的に、事前予約なしでの当日持ち込みはできません。
必ず電話もしくはインターネットで事前に予約をしてから持ち込みましょう。
持ち込み当日は、予約時に案内された持込日当日の午前8時~午後4時の間に、指定のステーションへ粗大ごみを運び込みます。
当日の流れと注意点は以下のとおりです。
処理券の貼付
持ち込み前に、申し込み時に案内された葛飾区の粗大ごみ処理券を粗大ごみ1点ごとに貼り付けます
(※収集手数料300円の品目は無料になるため処理券不要)。
処理券には氏名または受付番号、持込日を記入します。処理券は当日までにコンビニ等で購入しておきましょう(購入方法は後述)。
本人確認
ステーション受付で申込者本人であることの確認があります。
運転免許証や保険証など氏名・住所が確認できる身分証を持参してください。
代理の持ち込みは原則不可です(家族でも代行はできません)。
ごみの荷降ろし
係員に指示された所定の場所で、自分で車から粗大ごみを降ろします。
台車などは用意されていますが、スタッフは積み降ろし作業を代行しないため、大きな家具等は事前に運び出せる状態にしておきましょう。
必要に応じて複数人で運ぶなど安全に配慮してください。
品目確認
申込内容と持ち込んだ品物が合っているか係員による確認があります。
申し込みしていない粗大ごみや数量オーバー分は持ち込めないので注意しましょう。
葛飾区粗大ごみ持ち込みの注意点
1日の処理可能量に限りがあるため、インターネットか電話で事前に受付を済ませ、持込日が確定してから粗大ごみを搬入してください。
特に年末の大掃除シーズンなどは予約が混み合い、直前では希望日に持ち込めないこともあるので、早めに手続きを行いましょう。
65歳以上のみの世帯や障がいをお持ちの方のみの世帯で、粗大ごみを自宅玄関先まで運び出すのが難しいという場合は、葛飾区清掃事務所による運び出し支援サービスを利用できる場合があります。
条件に該当する方は清掃事務所(03-3693-6113)に相談してみましょう。
ただし引越しに伴う粗大ごみや、ご家族の協力が得られる場合など一部ケースではこの支援の対象外となります。
葛飾区粗大ごみ持ち込みの申し込み方法
粗大ごみ持ち込みの利用には必ず事前の申し込みが必要です。
葛飾区では「粗大ごみ受付センター」が窓口となっており、電話またはインターネットで申し込みできます。
申し込みの際に収集(戸別回収)か持込かを選択し、品目や数量を伝えると、受付番号・持込日・手数料(金額)が案内されます。
電話で申し込む場合
葛飾区粗大ごみ受付センター(0570-099-799)に連絡し、オペレーターに粗大ごみの内容を伝えて予約します。
電話受付時間は毎日8:00~19:00(年末年始除く)で、土日祝日も対応しています。
混雑する月曜朝や長期連休前後を避け、時間に余裕を持ってかけるとスムーズです。
インターネットで申し込む場合
葛飾区公式の粗大ごみインターネット受付ページから24時間申し込み可能です。
必要事項(氏名、住所、品目カテゴリやサイズ等)を入力して送信すると、受付番号や持込日・料金が画面に表示され、確認メールも届きます。
メール内のリンクから24時間以内に本申込の確定操作を行う点に注意してください(※本申込をしないとキャンセル扱いになります)。
申込時の注意
持ち込み希望で申し込んだ場合でも、区から指定された持込日以外には搬入できません。
希望日がある場合は事前に伝えましょう。
収集(日曜含む毎日実施)と違い、持込は自身の予定で柔軟に調整できる利点がありますが、予約枠が埋まることもあるため早めの予約がおすすめです。
また、有料処理券の減免対象(生活保護世帯等)の方はインターネットではなく電話で申し込んで減免申請をしてください(証明書の提出が必要)。
申し込み完了後、案内された持込日・場所に沿って当日搬入すればOKです。不明な点や申し込み内容の確認が必要な場合も、上記受付センターに問い合わせできます。
葛飾区粗大ごみ持ち込みの費用
葛飾区の粗大ごみ処分は有料で、支払いには「葛飾区有料粗大ごみ処理券」というシールを購入します。
処理券にはA券(200円)とB券(300円)の2種類があり、案内された金額に応じて組み合わせて使用します。
例えば400円ならA券2枚、500円ならA券1枚+B券1枚というように組み合わせます。
おもな料金区分の例(1点あたり)
- 300円:スツール・折りたたみ椅子、小型家電(ビデオデッキ、掃除機など)、衣装ケース、絨毯(小) 等
- 600円:カラーボックス、カーペット(6畳程度まで)、布団・マットレス(シングル) 等
- 900円:チェア(大型や座椅子複数付き)、自転車、レンジ台
- 1,300円:タンス(小型)、ソファ(二人掛け)、ベッドフレーム 等
- 2,300円:タンス(大型)、ソファ(大型)、学習机 等
- 3,200円:物置、大型洋服ダンス、分解できない大型家具 等(最大料金の一例)
自宅前への収集では上記料金がそのままかかりますが、持ち込み処分を選択した場合、手数料は収集時の約半額になります。
例えば収集だと900円の椅子は、持ち込みなら約500円(切り上げ)になります。
特に収集手数料が300円の品目は持ち込みなら無料になるため、お時間と運搬手段がある方は持ち込みがお得です。
ただし持ち込みのために必要な運搬コスト(車の燃料代やレンタカー代)も踏まえて、収集依頼とどちらが良いか検討するとよいでしょう。
葛飾区の粗大ごみ持ち込み予約は変更できる?
申し込み後に予約内容を変更・キャンセルしたい場合は、早めの手続きが必要です。
インターネットの場合、変更・取消の受付期限が定められており、持ち込み予約の場合は持込日の4日前までが締切です(※日数計算時は持込日当日を除いて起算)。
電話でも同様に、持込予定日の直前では変更ができません。
期限を過ぎてから日程変更したくなった場合は、一旦予約をキャンセルして改めて申し込み直す必要があります(希望日に空きがない可能性があります)。
キャンセルや変更を希望する際は、粗大ごみ受付センターへ電話で早めに相談してください。
特にインターネット予約の場合、受付番号ごとのオンライン変更処理が可能なので、ログインして手続きを行いましょう。
なお、予約した持込日を過ぎても搬入しなかった場合は自動的にキャンセル扱いとなります。
その場合の返金はありませんので、改めて申し込みが必要です。
変更・キャンセルの手間を省くためにも、予定がはっきり決まってから申し込むか、柔軟に動ける日時で予約することをおすすめします。
Eco助で粗大ごみ処分をもっと簡単・迅速に

「粗大ごみの持ち込みを申し込んだけれど、予約日まで待てない」「申し込みや運搬が面倒なので代わりにやってほしい」という方は、不用品回収サービス「Eco助(エコスケ)」の利用も検討してみましょう。
Eco助は東京都を中心に粗大ごみ・不用品の回収を行っている業者で、区の収集や持込ステーションとは別に電話一本で自宅まで回収に来るサービスです。
予約状況にもよりますが、急ぎの場合は申込当日の作業開始も可能。お急ぎの場合は最短即日で作業可能で、回収日が先になりがちな区のサービスと比べスピーディーです。
また、粗大ごみを自分で車に積んで運ぶ必要がなく、電話すればスタッフが自宅玄関から大型家具を運び出してくれるので、高齢者や女性の一人暮らしでも安心です。
深夜・早朝の時間指定にも対応しており、24時間365日年中無休で相談できます。
また、Eco助では事前見積もりと説明を徹底しており、見積もり料金に同意してから作業を開始するので、料金への不安も相談しながら解消できます。
処分費用は公的サービスより高くつく場合もありますが、その分の迅速さと手間削減に価値があります。
葛飾区の粗大ごみ処分は基本的に区の受付センターを利用する方法になりますが、ライフスタイルや状況によってはEco助のような許可業者による回収を活用するのも一つの手です。
「すぐに片付けたい」「運搬や解体が難しい」「大量の粗大ごみがある」といったケースでは、プロに任せることで安全かつ短時間で解決できます。
興味のある方はEco助公式サイトもチェックしてみてください。




